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おかしくてすこしせつない、恋と革命と音楽の物語、第2弾。
革命軍始動編といったところでしょうか。
民俗音楽研究部としての原点。それぞれが自分の居場所やその意味を探しながら、苦悩と葛藤をの末、答えを導きだしたという印象を強く受けた第2巻でした。
夏合宿で海の別荘へ・・・何も起こらないはずがない!?
まず2つほどこうなるのではないかと予想していましたが見事に片方は的中。まだ、嵐の前の静けさのような安定したメンバー達の一時にはじまり、ふとしたことで歪が見え隠れし始める「きっかけ」となったエピソード。
合宿をメインとしていますが、第2巻は合宿を前半部として「きっかけ」を与えると言う重要なパートととし、後半部はライブ終了までの「結束」か「崩壊」かの瀬戸際でゆれるメンバー達の絆が試されるfeketerigo結成わずか数日で訪れた最初で最大の危機を綴ったもの。どちらかと言えば後半部をメインとして構成されています。
第一巻で嵐の様な印象を受けた真冬でしたが、二巻では何処となく「恋する乙女」ちっくなフラグが立っているせいか、おとなしめな印象に変っていました。そのぶん可愛さもアップしていますが、それ以上に自分の居場所やその理由に苛まれる少女の葛藤がよく出ていて、真冬という少女の内面をより際立たせていました。
それでも前半パートの「恋する乙女」ちっくな真冬の行動とか言動は非常によかった。「直巳」と名前を呼び合うようになり、次第に意識し始めてきたり、鈍感な直巳に突然怒り出し始める姿は普通の女の子と何も変らないのに、ふとした瞬間まったく思考が読めなくなる不思議なところが私的に高ポイントです。
なぜか知らないうちに神楽坂先輩も音楽以外の戦いに参戦してしまっているなど、女の子軍団はそれぞれの想いを了解しているようなので次巻あたりからそこら辺のエピソードがメインになってきそうです。
最後にこの作品の中には少年少女の想いのほかに「音楽」が根底ある為、様々な音楽、演奏者、作曲者などの心理や想いを+α要素として上手く作中に組み込まれているのは第一巻同様かなり使い方が巧みでした。知っているものも知らないものもいくつもありますが、特に音楽に疎くてもしっかりと言いたいことは理解できてしまえるような表現なので読みやすかったりもします。
しかし、それでももし知っていればいろいろなものががったり、裏に含む意味なども見えてきたりとより楽しめるのも事実です。
やっぱり雰囲気は1巻とまったく変らず、音楽でつながるお話だったので非常に面白かったです。



