2008年01月21日

生徒会の一存 −碧陽学園生徒会議事録1

生徒会の一存 (富士見ファンタジア文庫 166-7 碧陽学園生徒会議事録 1)生徒会の一存 (富士見ファンタジア文庫 166-7 碧陽学園生徒会議事録 1)
葵 せきな

富士見書房 2008-01
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超おすすめ。笑いの神様ここに光臨

世界観はギャルゲー、目指すはハーレム
登場人物たった5人、狭い生徒会室で起こるのはほとんどたわいのないただのダベリ・・・のはずなのに、何だこの笑いのパニックルームは!!(意味不明)

色々な出版者様ネタや数え切れない作品のパロディがわんさか、全てのネタがを見つけるのが大変過ぎるくらい危険な内容を帯びたギャグに作者のこの作品にかける熱意が伝わってきます^^
数えただけでも結構なパロディネタがありましたね。読んでのお楽しみなのでネタバレはしませんが、表紙カバーイラストで買い渋っているなら是非手にとって第一章だけでも読んでみてください。その場で吹き出しますよ。現に書店売り場で笑っている人いたし。
本当にニヤニヤと笑いをこらえるのが大変でした。マジで面白いです。

中身なんてほとんどない!そこにあるのはただ純粋な笑いだけ!!

この作品の9割ほど読んだ時点ではそう思いました。
しかしそうではなかった。ラストもラスト。終始エロゲー妄想思考回路だったはずの主人公・鍵が時折見せた誠実さと優しさの理由が判明し、そこから一気にシリアス展開へ。
そして物語9割と残り1割のギャップが相乗効果となり鍵という少年の抱えているものがどれだけこの生徒会に影響をしているのか、また他のメンバーに影響を与えているのか生徒会長・くりむの最後の一文からも彼によせる信頼や好意が強く伝わってきます。

私自身も鍵には強い好感を抱きました。単にエロゲーマスターを強調しているだけでなくそれに至った原因とそれを今でも悔やみ自分をいじめている少年の姿にうたれました。

これはただのギャグコメディだけでなく、すねに傷をもっている少年少女が過去を乗り越え絆を深めていく学園青春ものだった。ハートフル学園コメディといってもいい。
でも1巻はほとんど笑いの坩堝と化しているので、それを目的で読むも良し、生徒会メンバーの心の描写を読み解いていくのも良し。
ただ言えるのは2009年度始まったばかりですが、本気で面白いと思った良作です。
2巻からは過去の問題とも向き合うのだろうか?シリアス部分も気になります。また、なにやら生徒会を邪魔に思っているUnknownの存在など、ただのギャグ作品では終わりそうにありません。

マジでおすすめな作品です。
posted by When at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 富士見ファンタジア文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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