2008年10月04日

白銀のローレシアン 〜願う少女と迷い糸/[上原りょう]

白銀のローレシアン―願う少女と迷い糸 (一迅社文庫 (う-01-01))白銀のローレシアン―願う少女と迷い糸 (一迅社文庫 (う-01-01))
上原 りょう

一迅社 2008-09-20
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運命の糸が紡ぐ激辛と奇跡の冒険ファンタジー。

ある日目が覚めると自分の親指に赤い途中で切れた糸が結ばれているのに気付いた武実は、その日を境に自分以外のものにも様々な色の糸が指につながっていることを発見する。そして武実の思っていた通りにに人の思いを操れる異能力はその仕様とともに自信の指に痛みを伴うものだった。

武実が通う学園には武実の思い人である天然系天真爛漫美少女・月鶫と学園の理事でもあり、死の商人として世界にその名を知らしめる加陽院グループの令嬢・黎子(通称・女)が通い、平凡な日常を暮らしてきた武実にとってはまったく接点を持つ事がないと思っていた日常がこの異能の所為で一変してしまう。

女帝・黎子もまた異能の力を持ち、その彼女の目に留まってしまったことから彼の運命が大きく動き出す。武実は彼女の臣下として傍若無人、そして横暴なわがままを初め無理難題を命じられ、その命令の一つにが銀髪の少女・ローレシアンと同居せよというものだった。この奇跡の聖女との同居から命を賭けるほどの運命の輪が回りだす・・・。

ローレシアンの老成した物言い・物腰はゴスロリキャラとしてはほぼ完璧な設定でした^^
初めはヒロインは天然少女の月鶫だと思っていたのですが、これがみごとに裏切られたと言うか女帝の恐ろしさを見せ付けられたと言うか・・・恐ろしき百合展開に正直唖然としましたが、意外と武実も素直にローレシアンの方に向き始めたので、最終的にはそれなりに型にはまった感じです。

前半は力を手に入れた武実の悪戯と女帝の臣下となりローレシアンとのハラハラドキドキの男子寮同居エピソードなどコミカルな話だったのが一変、ローレシアンの秘密など後半はシリアスなお話をメインにこの異能が備わった理由や女帝・黎子の野望など物語に必要な様相は整っていますが、ちょっとテンポが良すぎて、逆にバトルの部分が思ったよりも軽く感じてしまいました。でもしっかりあの戦いには堂考えても向かない武実の異能力を上手く取り入れてあのまま使えない子にならずにすんで一安心です^^;

最後のど根性は予想外でしたが、ローレシアンと運命の糸で結ばれ奇跡を顕現させル煮まで至った武実のがんばりはちょっとぐっと来ました。
総合的にはインパクト部分がちょっと足りないけど、運命の糸と奇跡を起こす聖女という設定をうまく使えばまだまだ面白くなってくる作品だと思います。まあ〜多分この次がでても百合百合なところはより一層濃ゆくなってきそうですけどね^^;
posted by When at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 一迅社文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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