2008年09月23日

神曲奏界ポリフォニカ エイディング・クリムゾン/[榊一郎]

神曲奏界ポリフォニカ エイディング・クリムゾン 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫 さ 1-9)神曲奏界ポリフォニカ エイディング・クリムゾン 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫 さ 1-9)
神奈月 昇

ソフトバンククリエイティブ 2008-09-16
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黒馬の精霊と精霊嫌いの少女が見せた人と精霊のあり方―――。

メガフロート「ホライズン編」後半もハンパなくページ数が多くて疲れましたが、前巻よりも展開にメリハリがあったのでそんなに気にならずに読めました。ちょっとエピローグが薄かったのが残念でしたが幾重にも重ねられた人と精霊の関係にまつわるエピソードはそれぞれの立場で違った見え方をするのだという魅せ方をしてあってなかなか今回は面白かったです。

本筋のストーリー自体はそんなに大きな進展はなかったと思いますが、細かな部分は少しずつ変化または歪や修復をみせ、小さな変動を繰り返していますが、そろそろエンプティ・セットと直接?がるようなお話がきてほしいのが本音です。彼らの目的がまだ憶測以外まだ判明していないこともあり、後手後手に回らざる終えないこのシリーズ。人と精霊の形を様々な視野と角度から見せてくれるポリフォニカの中核シリーズである事は間違いありませんが、そろそろ目的の一端でもヒントが欲しいですね。

そんなこんなで今回もエンプティ・セットが裏で手を回していたことは事実ですが、表面上はディエス・ゴル・アルバークライドが出てきたのみで実質的になにも証拠や動機につながるものが今回も残らなかった時点で彼らの目的は着々と進んでいる模様。反精霊団体を道化として躍らせて、精霊と人間との信頼の崩壊を狙った可能性が大な事件であることからもまだまだ全体から見るとこの事件も「さわり」に過ぎなさそうです。

それにしても意外なところでポリ青との?がりが出てきましたね。
ルーファの過去の過ちとして「スロータースピリット」の名で恐れられた事件にまつわる神曲までもがでばってくるとは、やはりポリ赤は根が深いですね。他の色とも平行して絡みが出てきそうだし、下手すると白の時代ともつながりが強いかもしれません。一瞬、ディアス=エリュトロンかとも思わせるコーティとのやりとりもあったりと謎がまだ多いシリーズ。

今回のMVS(最優秀精霊)はミゼルドリットでしょう。
どんなシリアスシーンも彼女の愉快で軽快なハイテンショントークで切り裂いてくれるあのノリは今までこのシリーズにはなかった^^
少しちゃらけた様に思われがちなミゼルドリットですが、彼女も誇り高き精霊の一柱であることを再確認させる場面も用意されており、一番おいしいところと立ち位置をキープしたキャラと言っても良いでしょう。キネティック版でも彼女の活躍とそしてあの愛らしい喋り方で人気があるキャラクタだけにぺルセとの契約は今後楽しみなコンビですね。

前後半通して、様々な人間・精霊模様が描かれた長編でしたが、色々考えさせられる事柄も多く、その一つ一つの結末も中々見ごたえがありました。
でもまぁ、色恋ではお互いに心のダメージを受け合うコーティとフォロンの相変らずさにはまだまだ進展の予感なしですね。初々しいどころかまったく前進しない2人の距離が縮まるのはいつの事やら。
鈍感すぎるフォロンの思いがけない行動に心停止しかけるコーティとラッキースケベなフォロンとサービスエピソードも忘れずに入れている榊魂には恐れ入った!!
posted by When at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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