2008年09月20日

ばけらの!/[杉井光]

ばけらの! (GA文庫 す 2-1)ばけらの! (GA文庫 す 2-1)
赤人

ソフトバンククリエイティブ 2008-09-16
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刺激いっぱいのラノベ作家生活、キミも一緒にはじめてみない?

リアルネタ満載、メタ系作家ワールドを描いたドタバタコメディ。

出てくる登場人物は誰がモデルなのか考えるのも楽しい作品ですが、そんなキャラ達がみんな人外のもののけとして登場し、自由業(作家業)生活の地獄と現実をリアルとフィクションを織り交ぜながら面白おかしく描かれています。しかも全4章のうち3章までではこんなラストが待っているとは予想できない展開で最後は上手くオチをつけてまとめられています。
設定はともかくジャンルが最後のほうはラブストーリー仕立てに変化したのが一番驚いた。
意外なところで意外な大物作家も登場し、代表作の特殊設定をそのまま持ってきたり実名だったりと結構ギリギリのところで描かれるエピソードにニタニタしながら楽しませてもらいました。読者にはわからないような内輪ネタもおそらく沢山出てきているともいますが、どれがフィクションでどれがノンフィクションかその判断がつけられないくらい本当だったらヤバイね思わされるネタだらけでした。

メインストーリーは某レーベルから受賞した作家・杉井ヒカル(人間)と同期作家・葉隠イヅナ(狼のスピリット)、そしてアパートお大家で作家でもある神無月つばさ(座敷ワラシ)、先輩作家の風姫死鬼(グール)の4人でお送りする原稿〆切と戦うダメ作家の非日常を描いたコメディ作品です。

1章ごと各キャラにスポットをあてたエピソードになっており、〆切に追われる作家の苦悩を面白おかしく描き、そしてたまに起こる事件を解決してみたりとかなりお話も自由奔放さが伺えるストーリーでした。第4章ではしっかりと伏線を回収したりと、正直伏線なんて張ってたのか!とあまりの自由さに一気にストーリー性が強調されてきて意外性もあり面白かったです。そういうオチに持って行ったかと感心さえしましたし、一応のハッピーエンドで締めくくられたラストは読了感も良かったです。

この作家さんのモデルである方々のブログでは色々ネタ晴らしとか、一読では?がらなかったまたはわかりにくい内輪ネタのヒントになるようなことも書いてあるので読み終わったあとに巡回してみると色々どこまでがノンフィクションだったのかわかります。
アパートに散乱しているCDのジャンルがクラシックだとか麻雀のくだりとか池袋界隈の話など普段から某作家のブログ上で出てくる事柄がそのままネタとして掲載されていたりとか読み手から見るとかなりファンサービス的な要素が強い作品ですね。

イラストも物語の雰囲気をマッチしていて非常に良かったですし、イヅナのはじらい方とかモデルとかそっちのけな性格とかヒロインはガチで可愛かったです^^
posted by When at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | GA文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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