2008年09月02日

放課後の魔術師(1)オーバーライト・ラヴ/[土屋つかさ]

放課後の魔術師  (1)オーバーライト・ラヴ (角川スニーカー文庫 208-1)放課後の魔術師 (1)オーバーライト・ラヴ (角川スニーカー文庫 208-1)
土屋 つかさ

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新感覚マジカル・スクールデイズ、スタート!!

魔術師は17歳の先生!?

ストーリー設定はよくある魔術ものの一つで、今ではそんなに難解なお話ではないので比較的読み安かった(ちょっとバトルシーンは描写がわかりずらいところはあったけど)。
背景は人と魔術師の「人と供にあゆみ、守る」という盟約により7つの血族(クラン)と敵対する鴉(ノックス)という魔術を扱う組織どうしの因縁の戦いがあり、本作はその背景の上で鴉の1人「イド」を過去に多大な犠牲を払い捉えたはずの「イド」が脱獄し、彼を倒した血族「蒼(マーレ)」の魔術師・秋津安芸に復讐をする為に学園で暗躍するというもの。

イドの脱獄と同じくしてイギリスから学園理事長である姉の命で強制帰国させられ、17歳にして教師の任を押し付けられた安芸は初日に学園前で1人の少女と出会い頭にぶつかりそうになり思わず魔術でそれを回避した事から不思議な関係がはじまる。

学園では不思議な事件が多発し、そのどれもがイドによって人の「可能性」という有限の力を言葉巧みに生徒達の心を惑わし搾取していき、安芸に襲い掛かっていく。安芸とイドの決着と戦いに巻き込まれた少女・播機遥の運命が大きく動き出す―――恋と魔法のマジカル学園ラブコメでした。

まずヒロインが只者じゃないところから魔術サイドと何か深く関わっているなぁ〜とは思っていましたが、彼女の祖先と生い立ちが魔術界の中でも貴重な存在であり、そして彼女の妹がとんでもない魔術師だった事など一介の女学生から一気に血族と鴉との戦いの中心に巻き込まれていく後半の展開は中々面白くなってきました。類まれな記憶を引き出せる能力で安芸が一度でも見せた魔術を再現して見せるなど彼女自体のポテンシャルの高さが今後の戦いを大きく動かしていきそうです。安芸のバトルスタンスが人形を呼ばれる魔術の結晶体・香音に命令コードを与えるとういちょっと意思を持ったスタンドっぽかったですが、公私に渡っていいコンビネーションを見せてくれ面白かった。当面遥のライバルはこの香音になるのかな?

とりあえずラブコメ方面は超鈍感な安芸に対し、勇気を出してアタックをかける遥という王道路線ですが、その代わり障害がハンパなく強力すぎる。ブラコンな安芸の姉・絵里子とシスコンな遥の妹・仄香。鈍感な安芸と想いが通じだとしてもこの姉妹の包囲網を突破するのは至難の技。特に妹のほうは安芸に対し完全な排除宣言まで出してますし今後はこっち方面の方が面白くなってきそうですね。

覚醒した遥をめぐる戦いに移り変わってきそうですが、新キャラもサービスシーンも用意されているらしい第2巻はとりあえず読んでみます。面白くなりそうな要素はまちがいなくありましたのでどこかで化けてくれるとうれしいですね。
posted by When at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | スニーカー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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