2008年08月14日

時載りリンネ!1 はじまりの本/[清野静]

時載りリンネ! 1 (1) (角川スニーカー文庫 203-1)時載りリンネ! 1 (1) (角川スニーカー文庫 203-1)
清野 静

角川書店 2007-07
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幼なじみは、バベルの塔からやってきた“時を止める少女”!

天真爛漫少女・リンネと時止めの魔法。

なかなかワクワクする楽しい系のお話でした。
設定はそれなりにむずかしめの部分もありますが、昔子供の頃に読んでいたファンタジー作品の雰囲気が多々見られ、物語としてはとても読みやすく明確なストーリー構成でした。

人とは異なる本から生きる力を摂取する「時載り」の一族。本に生まれ知識を貪欲に求める「バベルの住人」と人として生きることを選んだ「街の住人」。このお話は「街の住人」となり、心ときめくような冒険を夢見る時載りの少女の時にまつわる冒険ファンタジーでした。

読んでいて面白いというよりも楽しいとまず感じてしまえる久々の作品。ヒロイン・リンネの天真爛漫な性格と歳相応の愛らしさがとても魅力的で、時にまつわる様々な事件を快刀乱麻の活躍で解決していき、時載りと人との間で生きる少女がとても楽しそうに描かれています。

第1巻では、偶然公園で出会った一人の少女が落としていった謎の本「時の旋法」を拾った事から、様々な事件に巻き込まれていくが、すべては時を恣意に操り、7人しかいないとされる「時砕き」と呼ばれる時載りの見えざる意思によるものだった。無限の生をすて人として生きる事を選んだ最高の時砕き「蘆月長柄」が死後自分の後継者としてリンネの手に「時の旋法」が渡るように巧妙に仕組まれ、この「時の旋法」を手にしたときから時砕きの後継者として、「逸脱者」と呼ばれる禁を破り自己欲求のために時に干渉する者達との戦いに巻き込まれていく。

後半は長柄がリンネに見せた時の世界と彼女の意思を次ぐ事を決めたリンネと逸脱者の戦いがメインとなっており、時の魔法を使ったバトルは中々面白かった。時を止める力を持つ者どうしの戦いなので時の止め方や使い方一つが致命傷になってしまうドキドキ感がたまりません。最後は反則的なまでの凪の能力で呆気なく方が付いてしまったのでちょいと肩透かしでしたが、これから時砕きとして成長していく過程が楽しみな作品ではあります。

次巻もこんなわくわくさせてくれるお話を期待しています。
posted by When at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | スニーカー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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