2008年07月08日

ラブコメ今昔/[有川浩]

ラブコメ今昔ラブコメ今昔
有川 浩

角川グループパブリッシング 2008-07-01
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乙女だっておっさんだってオタクだって人妻だって、恋がなければ生きてゆけない。ベタ甘ラブに耐性のない方お断り(もしくはこの機会に溺れてみる?)。の最強短編集。

あっま〜い!!
でも、胸焼けなど絶対にならない絶妙のラブコメ物語。

全6話の短編はどれもユニークなカップルまたは夫婦を題材にしたベタ甘なのに心に染みるセリフが心地よい至福の時間を味わえた作品たちでした。
全ての題材が自衛官をモデルにしたラブコメなので、普通ではあり得ない設定や自衛隊独特の背景など新鮮さがあり、余計にワクワク、ニタニタしながら読めました^^

どれもつい笑みがこぼれてしまうような甘いお話でしたが、特に第1話、2話、3話はガチで甘面白かった。
第1話の奥様はほんとに理想の妻ですよね。何十年経ってもこうありたいと思う指標となる姿です。旦那の照れ隠しから馴れ初めエピソードまで読んでいるこっちがうれしはずかし気分で自然と顔が緩んでしまいました。
また最後のオチには驚かされてしまいましたが、しっかりと書き下ろしの第6話で追加エピソードとして補完してあり、言うことなしです。

2話のオタクの彼とオタクを彼氏に持ってしまった彼女の運命的な出会いから奇妙な恋愛関係へと変わっていく様が非常に印象的でした。
彼の人間性にも共感できたし、なによりあの一見臭いほどキザなメール文が、彼の場合だとぜんぜんくどくなく、そして嫌味っぽくなくすごいカッコイイと思ってしまうそんな素敵な遠距離恋愛を描いたお話でした。
彼女が彼に心底はまっているのがわかるくらいベタ惚れしつつも、彼の趣味のせいで誤解が誤解を招いていく展開とか王道過ぎるくらいラブコメやっててニヤケまくってました。
ただ、彼女が全てを理解した上で彼を受け入れた後の潔さというか踏ん切りのよさは天晴れでした。こんなご理解いただける女性がもしいるのであればご一報を・・・。

この短編集は男性の視点と女性の視点と主人公が交互になっており、異なる価値観で描かれれる恋愛模様は多様でどれも面白かったです。

いや〜大満足な1冊でした。
コミカルでほんとユニークな演出と登場人物に終始百面相しながら読みました。
出会いから現在までどれもがその過程をしっかりと描かれているので、登場人物たちに感情移入しやすかったし、キザなセリフや甘い言葉などこっぱずかしいと思いつつも、そこにある理想の恋愛(出会い)に羨望の眼差しを向けつつ楽しく読めました。
これが有川ワールドかと、どっぷりと甘い世界に浸かってしまいました^^;
読み終わったあと自分のことではないのにちょっと幸せな気分を感じてしまうそんなラブコメ物語でした。
posted by When at 21:57| Comment(1) | TrackBack(1) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
いろんな自衛隊の方々の恋模様がいっぱいでしたね。

トラックバックさせていただきました。
Posted by 藍色 at 2008年07月23日 05:02
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